菊花賞は皐月賞馬、ダービー馬による3度目のワンツー決着もある 穴なら距離延びてよさが出てきた素質馬 (3ページ目)

  • 武藤大作●取材・構成 text by Mutoh Daisaku
  • photo by Sankei Visual

 鞍上の北村宏司騎手は、初騎乗だったダービーでは"負けてもともと"といった気楽な気持ちだったと思いますが、前走では人気を背負って勝ちにいく競馬をして、見事に結果を出しました。3度目の騎乗となる今回は、さらに自信を持って乗れるのではないでしょうか。

 ここ数年は大きなケガにも悩まされ、大舞台でなかなか結果を出すことができなかった北村騎手。しかし今年は、GIII新潟2歳Sで5年ぶりの重賞制覇を果たし、新潟記念で重賞2勝目を飾りました。

 迎える菊花賞は、キタサンブラック(2015年)に騎乗して初のクラシック優勝を遂げたレース。彼にとっては、思い入れのあるGIだと思います。

 好位で運ぶタスティエーラをピッタリとマークする形で道中は脚を溜め、キタサンブラックで勝った時のようにうまくインから抜け出すことができれば、チャンスは大いにあると見ています。

 よって、北村騎手騎乗のノッキングポイントを、今回の「ヒモ穴馬」に指名したいと思います。

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