秋のGI前哨戦 京都大賞典は衰え知らずのベテラン2頭の大駆けに要注意 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 吉田記者が推奨するもう1頭は、アフリカンゴールドだ。

「穴馬として面白いのは、やはり逃げ馬。8歳馬ですが、今春のGII阪神大賞典(3月19日/阪神・芝3000m)では4着と健闘し、まだまだ衰えを感じさせることはありませんでした。

 逃げ馬らしい脆さを抱えていて、なかなか人気にならない馬ですが、ハナを奪った時は大きく負けていないのは魅力。時計の出る馬場だとキレる馬に簡単に差し込まれてしまいますが、ソフトな馬場状態で単騎逃げが見こめるここは、展開ひとつでチャンスはありそうです。

 有力な差し馬勢が目標とするのは、好位で運ぶディープボンド。同馬の動き出しが遅れれば、前の粘り込みは十分に想定できます。こうした馬を狙うのが、穴馬券の鉄則です」

 100万円超えの高額配当も見込める秋のGI前哨戦。今年は、一発を秘めるベテラン馬2頭の大駆けに要注意である。

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