セントライト記念は本当にソールオリエンスでテッパンか? 舞台設定を味方にする伏兵2頭の大駆けも!? (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 木村記者が推すもう1頭は、3連勝でここに挑む"上がり馬"のウィズユアドリーム(牡3歳)だ。

「このレースにも出走しますが、デビュー戦から2連勝してその後も重賞戦線で人気になっていたセブンマジシャン(牡3歳)相手に、前走の2勝クラス・西部日刊スポーツ杯(8月12日/小倉・芝2000m)で快勝しました。セブンマジシャンが当初の期待どおりには成長していないとはいえ、この勝利には一定の評価を与えていいでしょう。

 また、この世代が初年度産駒となるサトノダイヤモンド産駒は、ディープインパクト産駒の父とは異なり、キレる脚があるタイプではなく、ある程度先行して、しぶとく粘る展開のほうが走る傾向にあります。

 ですから、この馬も中山、それも外回りの芝2200mの舞台が合うと思います。1ハロンの距離延長も、これまでの走りや父の距離適性からも歓迎のクチ。楽しみです」

 春の二冠で強さを示したソールオリエンスが、その実績どおりの走りを見せるのか。はたまた、馬場や舞台設定を味方にした伏兵の台頭があるのか。後者であれば、ここに挙げた2頭の一発に期待が膨らむ。

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