フローラSは「荒れる」重賞の代表格 穴党記者が推す末脚秘めた2頭が高配当を演出か (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 松田記者が推奨するもう1頭は、ティファニードンナ(牝3歳)だ。

「前走の1勝クラス・ひいらぎ賞(12月17日/中山・芝1600m)は3着でしたが、発馬直後に他馬に挟まれて、位置取りを下げてしまう不利が響きました。外々を回って追い上げましたが、届かなかったのも仕方がありません。

 加えて、レース後には鼻出血も判明。それらを踏まえれば、よく走ったと見るべきでしょう。

 馬群が苦手で、まだ精神的に幼い面を残しているそうですが、潜在能力は重賞メンバーに入ってもひけを取りません。流れが落ち着くようであれば、距離もこなせるはず。広い東京コースに替わって、スムーズに運ぶことができれば、最後は必ず伸びてくると期待しています」

 オークス出走への切符をかけた一戦は、今年も"荒れる"のか。非凡な末脚を持つ2頭の伏兵に注目である。

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