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桜花賞を目前にしての「3歳牝馬ランキング」リバティアイランドを脅かす存在は? (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

この記事に関連する写真を見る 2位は、GIIIシンザン記念(1月8日/中京・芝1600m)の勝ち馬ライトクオンタム。同馬も前回と変わらぬ評価で、"大本命"リバティアイランドを脅かす候補馬の1頭して躍進が期待される。

伊吹雅也氏(競馬評論家)
「3月19日終了時点で、一走あたりの賞金は2350万円。JRAの現3歳世代の牝馬としては単独2位です。一走あたりの賞金は、成績の優秀さとキャリアの浅さを掛け合わせた指標ですから、この数値が高い馬は"伸びしろがありそうな実績馬"ということになります。

 母イルミナントは現役時代にアメリカで、芝1800m戦のGIゲイムリーSを勝っており、本馬の社台サラブレッドクラブにおける募集総額は5000万円。ポテンシャルの高い血統ですし、今後のビッグレースでも活躍を期待してよさそうです。

 ただ、2018年以降の桜花賞では、前走で450kg未満の馬体重で出走していた馬の成績が0勝、2着0回、3着2回、着外30回。近年、馬格のない馬の苦戦が続いていますから、馬券的な買い時はもう少し先かもしれません」

木南友輔氏(日刊スポーツ)
「正直なところ、シンザン記念は相手関係が微妙だったと思っています。それでも、ディープインパクト産駒のラスト世代の素質馬。全盛期のサンデーサイレンス産駒のような決め手は、主戦を務める武豊騎手のスマートなフォームとも合っている、といった印象があります」


 3位も、前回と同じくラヴェル(牝3歳/父キタサンブラック)。GIIIアルテミスS(10月29日/東京・芝1600m)ではリバティアイランドを下しているが、阪神JFでは11着と馬群に沈んだ。桜花賞はそこからの直行となるが、巻き返しはあるだろうか。

木南氏
「阪神JFは馬場や展開が特殊でしたから、ノーカウントにしてもいいかと。先日、圧倒的なパフォーマンスで海外GIのドバイシーマクラシックを勝ったイクイノックスと同じキタサンブラック産駒。先々への楽しみのほうが大きいと見ていますが、この春に向けての成長力への期待度も込めて評価しました」

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