ほのか、ジャパンCの本命は大胆な選択。「距離適性はバッチリ。血統にも魅力」

  • 浅田真樹●取材・構成 text by Asada Masaki
  • 佐野隆●撮影 photo by Sano Takashi

 この秋のGIシリーズは、スポルティーバさんで予想させてもらった秋華賞で3連単を的中して以降はさっぱり......(苦笑)。年末まで毎週GIレースが続きますから、ここからいい流れを作っていきたいものです。

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 さて、今回はGIジャパンC。予想においては、過去のデータからふたつの条件を重視しました。「前走1番人気の馬が好走している」という点と、「6歳以上の馬はあまりこない」ということです。

 そこでまず、6歳以上の馬をすべて消し、5歳以下の馬のなかから、前走1番人気だった馬を中心に印を打ちました。

 本命は、テーオーロイヤルです。

 前走のGIIアルゼンチン共和国杯で1番人気に推された同馬。レースでは6着に終わって、結果として人気を裏切ることにはなりましたが、「さあ、ここから加速!」というところで、他馬とぶつかる不利がありました。あれがなければ、違う結果になっていたのではないかと思います。

 今年のGI天皇賞・春では3着に入った実力馬ですし、全5勝のうち芝2400mで3勝と距離適性もバッチリ。父がリオンディーズで、昨年2着のオーソリティと同じく血統表に名牝シーザリオの名がある点にも魅力を感じました。

 どうやら今回は人気がなさそうですが、ここは思いきって軸馬として狙ってみたいと思っています。

 対抗は、デアリングタクトです。

 前走のGⅠエリザベス女王杯、前々走のGIIオールカマーといずれも1番人気でしたが、結果はともに6着に終わりました。一昨年の三冠牝馬も、牡馬との対戦では勝ちきれないレースが続いていて、牝馬限定のGIでも見せ場さえ作れませんでした。

 ですが、3歳時の実績が示すように、地力があるのは確か。ちょっとしたきっかけで、復活する可能性はあると思っています。

 そして今回、イギリス人ジョッキーのトム・マーカンド騎手に乗り替わります。この秋、短期免許を取得して初来日したマーカンド騎手は、レース初日にいきなり初勝利を挙げた凄腕。実力はもちろん、運も兼ね備えているようで、ジャパンCではデアリングタクトとの化学反応がどう出るか、楽しみにしています。

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