マイルCSは人気の盲点となる実力馬に注意。今の阪神の馬場にハマる大外一気で一発を狙う (3ページ目)

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro
  • photo by Sankei Visual

 もともと自在性のある馬でしたが、直近3戦は後方待機での一発狙いという、鞍上の横山典弘騎手が得意とする"後方ポツン"の騎乗。スワンSでもブレることなく、最後方待機から大外をぶん回してきました。

 前哨戦でこの乗り方を試みて、本番で戦法を変えてくるとは思えません。

 後方から大外をブン回す乗り方は、展開や馬場が向かないとさっぱり。どうしても精度が低くなります。ですが、状況が向くと鮮やかにハマることがあります。

 そこで、今の阪神の馬場状態を考えると、この乗り方がハマる可能性が大いにあります。イメージするなら、先週のエリザベス女王杯で2着同着となったライラックの走りでしょうか。

 春のGINHKマイルC(2着。5月8日/東京・芝1600m)では、同期のライバルと差のない競馬を繰り広げ、実際にセリフォスには先着を果たしています。ここでも能力的に足りていて、馬場傾向も向くとなれば、侮れません。

 今年のマイルCSで一発があるとすれば、この馬ではないでしょうか。ということで、マテンロウオリオンを今回の「ヒモ穴馬」に指名したいと思います。

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