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混戦模様の菊花賞、高田秋は高配当に期待。狙いの穴馬3頭に「どうか当日の人気が上がらないで」 (2ページ目)

  • 河合 力●取材・文 text by Kawai Chikara
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

「長距離は騎手で買え」の格言どおりに

 そして次に気になる馬は、プラダリアです。

 この馬もスタミナ豊富なイメージで、春から2400mの長距離で実績を積んできました。特にその距離で行なわれたGⅡ青葉賞1着、ダービー5着という成績は、ここに入れば上位ですよね。さらに距離が伸びる今回、スタミナタイプのこの馬にはむしろ合いそうです。

 何より、鞍上の池添謙一騎手に期待したいですよね。とにかく大舞台に強いジョッキーですから。印象としては、1番人気の馬に乗った時よりも、こういった人気薄の馬で大仕事をやってのけるタイプだと思います。

 今回のプラダリアは、そこまで上位の人気にはならないはず。デビューからこの人馬でコンビを組んでいますし、池添騎手が一発狙える条件はそろっているはずです。

この記事に関連する写真を見る ひとつ気になるのは、前走のGⅡ神戸新聞杯で8着に敗れた点。休み明けにしてもちょっと負けすぎかな......と。でも、ひと叩きして調子が上向けばチャンスはあるはず。人気薄の池添騎手は怖いと思います!

 あとは、人気どころのアスクビクターモアとガイアフォースも気になるところですが、どうでしょうか。どちらかといえば、アスクビクターモアのほうが強そうに感じます。

 春の皐月賞は5着、そしてダービーは3着と好走していますから、このメンバーに入れば間違いなく力は上位ですよね。安定感のある走りは好印象です。

 ただ、決め手に欠けるタイプに見えるのも事実。実力があるのは間違いないのですが、勝ちきるまではどうでしょう......。個人的には2、3着までというイメージですかね。馬券を買う際も、それを踏まえた買い方になると思います。

 私が菊花賞で気になっているのは、これらの馬たち。昔から「長距離は騎手で買え」という格言があるように、この菊花賞も騎手の手綱さばきが重要なポイントになるのは間違いないはず。

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