夏競馬のフィナーレを飾る新潟記念。馬券のサインはやっぱり大谷翔平の偉大な記録にあり

  • 令和サイン馬券研究会●文
  • photo by Kyodo News

 ここは東京都内にある、とあるWINS近くのビルの一室。『令和サイン馬券研究会』の面々(といっても、所長と研究員の2人だけ)は、今週も当たり馬券のヒント探しに没頭していた......。

所長「あっという間に、夏休みが終わってしまったのぉ......」

研究員「学生じゃあるまいし、ちゃんとした社会人は皆、お盆が終わったらずっと働いてますよ。まさか、9月になってもダラダラしているつもりじゃないですよね?」

所長「アホか! こちとら秋の大一番に備えて、すでに気合い十分じゃ。前哨戦からバーンと当てて、念願の温泉旅行に行ったるで!」

研究員「まあ、頑張ってください。春は僕しか温泉旅行を楽しんでいませんからね、クククッ」

所長「うるさいわい!」

研修員「まあまあ。とにかく、今週は夏競馬最終週。新潟では伝統の一戦、GIII新潟記念が行なわれます。これを、ビシッと当てていきましょう!」

所長「ん? その張りきり方からして、何かいいサインでも見つかったんか?」

研究員「今週もいろんなニュースがあって迷ったんですが、西武ライオンズが球団通算5000勝を挙げたっていう話題が気になるんですよね」

所長「ふむふむ。現在GMを務める渡辺久信氏が現役の頃は、まさに『黄金時代』。1980年代後半と1990年代前半に、3年連続日本一を2度も果たしておる。ほんと、当時は強かったなぁ~」

研究員「そんなことはどうでもいいんですよ。ライオンズと言えば、球団カラーは"青"。そこで、4枠の2頭(ゴールドスミスとディアマンミノル)とか、プレシャス"ブルー"が面白いんじゃないかな、と」

所長「つまらん」

研究員「へ?」

所長「目のつけどころはいいと思ったが、そんなのはつまらん」

研究員「じゃあ、他に何があるんですか?」

所長「新潟でライオンズつながりと言ったら、何じゃ?」

研究員「え~、新潟の直線競馬で名を馳せたラインオンボスですか?」

所長「そうじゃ。で、ライオンボスが新潟名物のGIIIアイビスサマーダッシュで連対した時の馬番が、6枠11番(2019年1着)、7枠13番(2020年2着)、6枠12番(2021年2着)なんじゃ」

研究員「つまり、6枠11番のプリマヴィスタ、6枠12番のフォワードアゲン、7枠13番のカナリキケンがクサいと? いやいや、それは余りにもひねりすぎでしょ」

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