2022.04.13

激動の「3歳牡馬ランキング」。まさに群雄割拠の世代統一を果たすのはどの馬か

  • text by Sportiva
  • photo by Sankei Visual

「2歳王者」のドウデュースが2着に敗れた弥生賞。大混戦の3歳牡馬戦線を象徴する一戦だった「2歳王者」のドウデュースが2着に敗れた弥生賞。大混戦の3歳牡馬戦線を象徴する一戦だった この記事に関連する写真を見る  今年の3歳牡馬世代は、依然として混戦模様が続いている。それは、昨年末のGI朝日杯フューチュリティS(12月19日/阪神・芝1600m)から3月末のGIII毎日杯(3月26日/阪神・芝1800m)までの、牡馬混合重賞の10レースすべてで1番人気が敗れていることからしても明らかだ。

 また、昨年末や年明けの重賞を勝っている有力どころが、牡馬クラシック第1弾のGI皐月賞(4月17日/中山・芝2000m)へ直行。そういった馬たちの実力比較が難しいうえ、今年は皐月賞の登録メンバーのなかに複数の重賞を勝っている馬が1頭もいないため、混戦に一層の拍車をかけている。

 おかげで、牡馬クラシックを前にして断然の支持を得ている馬が不在。どの馬が戴冠を遂げるのか、まったくわからない状況にある。

 ともあれ、トラックマンなど識者の面々はどの馬を評価しているのか。目前に迫った皐月賞、続くGI日本ダービー(5月29日/東京・芝2400m)を目指す3歳牡馬の、現時点での『Sportiva オリジナル番付()』を発表したい。
※『Sportivaオリジナル番付』とは、デイリー馬三郎の吉田順一記者、日刊スポーツの木南友輔記者、独特なデータを駆使するパソコン競馬ライターの市丸博司氏、フリーライターの土屋真光氏、Sportiva編集部競馬班の5者それぞれが、クラシックに挑む3歳牡馬の、現時点における実力・能力を分析しランク付け。さらに、そのランキングの1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として、総合ポイントを集計したもの。

この記事に関連する写真を見る  1位になったのは、昨年末の第1回ランキング(12月15日時点)と同じくイクイノックス(牡3歳/父キタサンブラック)。ただし、前回は24ポイントを獲得したものの、今回は18ポイントにとどまった。それだけ目下の3歳牡馬戦線が混戦、ということなのだろう。

木南友輔氏(日刊スポーツ)
「皐月賞には、GII東京スポーツ杯2歳S(11月20日/東京・芝1800m)からのぶっつけという挑戦的なローテで参戦。加えて、その東スポ杯2歳Sで下した面々はその後、それなりに走っているものの、特筆すべき相手ではなかったという可能性もあり、同馬の評価が難しくなりました。

 そうは言っても、2年前に三冠馬となったコントレイルがその前年に完勝した東スポ杯2歳Sも(レースレベルは)同じような感じでした。それを思えば、コントレイルと同様、勝ち馬であるイクイノックスのパフォーマンス自体は本物と見ていいのではないでしょうか。

 1週前にクリストフ・ルメール騎手が騎乗して、感触も確かめています。皐月賞では、舞台となる中山コースでごちゃついた時にどうなるかが課題となりますが、実力的には世代上位と踏んでいます」

本誌競馬班
「これまでの2戦とも、他馬を圧倒するレースぶりには目を見張るものがありました。スケールの大きさは世代屈指の存在と見ています。東スポ杯2歳Sから直行という異例のローテも苦にしないのではないでしょうか」