2022.04.08

桜花賞でも高配当炸裂か。穴党記者が推す阪神の荒れ馬場で浮上する伏兵2頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 3歳牝馬クラシックの第1弾、GI桜花賞(阪神・芝1600m)が4月10日に行なわれる。

 昨年、一昨年と2番人気が1着、1番人気が2着に入って、一見すると平穏なレースのように見える。しかし、昨年も、一昨年も3着には伏兵が台頭。さらに、過去10年の結果を振り返ってみても、1番人気はわずかに1勝とひと筋縄ではいかないレースと言える。

 実際、7番人気以下の伏兵が頻繫に馬券圏内(3着以内)に突っ込んできており、3連単では好配当がしばしば生まれている。2013年には60万円超え、2015年には20万円超えといった高額配当も飛び出している。

 そうした状況にあって、ひと際目につくのが2番人気の馬。目下4連勝中で、過去10年の成績を見ても、5勝、2着3回と断然の実績を残している。

 そして今年は、前哨戦のGIIチューリップ賞(3月5日/阪神・芝1600m)を快勝したナミュール(牝3歳)と、GI阪神ジュベナイルフィリーズ(12月12日/阪神・芝1600m)の覇者で、チューリップ賞3着のサークルオブライフ(牝3歳)が、下馬評では「2強」を形成。ナミュールが1番人気と目されているが、過去の傾向からすると、ひと叩きしての巻き返しが見込めるサークルオブライフのほうに食指が動かされる人も多いかもしれない。

 ただし、今年のレースにおいては、これら「2強」にとってはもちろんのこと、レースの行方を左右する"大きなポイント"がひとつあるという。その点について、日刊スポーツの太田尚樹記者が語る。

「レースのカギを握るのは、今の阪神・芝コースの"荒れ馬場"です。一昨年から始まった京都競馬場の改修工事によって、必然的に阪神での開催が多くなっており、この1年半で馬場のダメージが蓄積しています。

 阪神・芝外回りのレースと言えば、直線が長く、紛れが少ないので、通常であれば堅い決着が多いのですが、ここ最近は波乱が続出。たとえば、昨年秋以降に行なわれた重賞では7レース中4レースで、馬連で万馬券が飛び出しています。

 先々週の毎日杯も、馬連で万馬券。内回りですが、先週の大阪杯もそうでした。3連単に至っては、毎日杯が10万円超え、大阪杯では50万円超えの高配当となりました。これは、まさしく現在の馬場状態による得手不得手が生じて、思わぬ波乱を引き起こしているのだと思います」