東京新聞杯は人気の盲点となっている「上がり馬」と「反撃ある実力馬」に注意せよ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 続いて、坂本記者は超大穴のベテラン牝馬を推奨する。

ディアンドル(牝6歳)です。近2走は冴えませんが、最下位に沈んだ前走のGIII京都金杯(1月5日/中京・芝1600m)はスタートで出遅れ。加えて、外目を運ぼうとしたところ、初のブリンカー着用もあってか、終始力んだ走りを見せていました。

 おまけに、直線入り口では他馬に挟まれて、そこでレースは終わってしまいました。明らかに度外視できる一戦だったと言えるでしょう」

 思えば、ディアンドルも昨年2着のカテドラルと同じく3歳時にはオープン、重賞戦線で勝ち負けしてきた実力馬。クラブ馬ゆえ引退間近だが、坂本記者はもうひと花を期待する。

「一時低迷していましたが、昨年の春にはGIII福島牝馬S(4月24日/新潟・芝1800m)を制覇。続くGIヴィクトリアマイル(5月16日/東京・芝1600m)でも2着馬とはコンマ1秒差の4着と健闘しています。格自体は、ここに入っても決して見劣らないのではないでしょうか。

 今回は、片側だけブリンカーをつけるか、チークピーシーズに戻すかなど、馬具も工夫するようです。自分のリズムで運べば、巻き返しがあってもいいと見ています」

 波乱必至の冬のマイル重賞。人気の盲点となっている牝馬2頭に要注意である。

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