きさらぎ賞は京成杯、根岸Sでも穴馬を導き出した「過去データ」から抽出した3頭に要注意

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 3歳春のクラシックに向けて、注目のステップレースとなるGIIIきさらぎ賞(中京・芝2000m)が2月6日に行なわれる。

 過去10年の結果を振り返ってみると、上位人気馬が安定した成績を残しており、比較的堅い決着が多いレースと言える。それでも、4番人気以下の伏兵が4度も勝利を挙げていて、3連単では何度か好配当が生まれる。

 特に直近5年は1番人気の勝利がなく、波乱の傾向にある。加えて、今年はここまで、重賞で1番人気が未勝利。そうした流れを考えれば、穴狙いに徹するのも悪くない。

 ということで、京成杯、根岸Sでも上位馬をあぶり出してきた過去データを分析し、今年のレースで台頭しそうな穴馬候補を探し出してみたい。なお、京都競馬場の改修工事により、昨年に引き続き、今年も中京・芝2000mが舞台となる(通常は京都・芝1800m)が、現状で大きな傾向の違いは見当たらないため、過去10年の結果をそのまま参考材料とする。

 まず注目したいのは、栗東・池江泰寿厩舎の所属馬である。なにしろ、同厩舎の馬が過去10年で4勝、2着1回、3着2回という好成績を残しているからだ。

 人気馬が多いのも事実だが、それでもこれだけコンスタントに結果を残しているということは、このレースとの相性がいい、と見ることができる。ならば、池江厩舎の馬が出走してくれば狙わない手はない。

 そして今年も、池江厩舎の馬が1頭参戦する。フォースクエア(牡3歳)である。

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