2022.02.04

きさらぎ賞は今年も波乱か。血統から見るコース適性で期待の2頭をピックアップ

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 2月6日、中京競馬場で3歳馬によるGⅢきさらぎ賞(芝2000m)が行なわれる。

 このレースは通常、京都の芝1800mで行なわれているが、改修工事の影響で昨年に続き中京の芝2000mで開催される。例年の傾向は当てはまらないことが考えられるので注意が必要だ。

 昨年は3番人気のラーゴムが勝利。同馬はクラシック戦線ではいいところがなかったが、昨秋のアンドロメダS(阪神/芝2000m)を勝利。2着のヨーホーレイクは今年初戦のGⅡ日経新春杯(中京/芝2200m)を勝利し、古馬GⅠを狙う存在になっている。

 近年のこのレースの傾向としては、1番人気の馬が5連敗中。2020年は8頭立てながら3連単5万3680円、2019年も8頭立てで3連単14万1960円と、波乱の結果が少なくない。穴狙いも面白そうだ。

 そういった、配当的にも血統的にも気になる存在が、ストロングウィル(牡3歳/栗東・橋口慎介厩舎)だ。

昨年12月18日の未勝利戦で勝利したストロングウィル昨年12月18日の未勝利戦で勝利したストロングウィル この記事に関連する写真を見る  同馬は昨年12月4日の新馬戦(阪神/芝1800m)こそ2着に敗れたが、中1週で出走した未勝利戦(阪神/芝2000m)で勝ち上がり。同レースは好位2、3番手追走から早めに先頭に立ち、後続を寄せつけずに1馬身1/2差で押し切る完勝だった。新馬戦は直線でフラついて不覚をとったが、レースを経験しての成長を感じさせる走りだった。

 父シルバーステートは現3歳が初年度産駒の新種牡馬で、ウォーターナビレラがGⅢファンタジーSを勝利したほか、ロンがこの「中京/芝2000m」で行なわれた野路菊Sを4馬身差で圧勝。芝2000mは31戦5勝、2着3回で勝率16.1%、連対率25.8%という好成績を残している。芝ではこれまで19勝を数えるが、そのなかで中京は最多の4勝。中京の芝2000mはピッタリの条件と言えるだろう。