2021.11.11

エリザベス女王杯の本命、レイパパレとアカイトリノムスメを徹底比較。もう1頭気になる血統馬も

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 11月14日、阪神競馬場でGⅠエリザベス女王杯(芝2200m)が行なわれる。

 このレースは通常、京都競馬場で行なわれるが、今年は昨年に続く阪神開催。昨年は1番人気のラッキーライラックが連覇を飾っている。

 今年は2頭のGⅠ馬が出走するが、そのGⅠ大阪杯馬レイパパレとGⅠ秋華賞馬アカイトリノムスメの対決が大きな注目を集めている。今回はこの2頭の比較を中心に分析してみよう。

 まずはレイパパレ(牝4歳/栗東・高野友和厩舎)。昨年1月のデビューから5連勝で、昨年12月のGⅢチャレンジC(阪神/芝2000m)を勝利。続くGⅠ大阪杯(阪神/芝2000m)で連勝を6に伸ばしたが、その後はGⅠ宝塚記念(阪神/芝2200m)で3着、そして秋初戦のGⅡオールカマー(中山/芝2200m)で4着と敗れている。

今年4月にGⅠ大阪杯を勝利したレイパパレ今年4月にGⅠ大阪杯を勝利したレイパパレ この記事に関連する写真を見る  この馬は何といっても大阪杯の走りが印象的だ。不良馬場の中でのGⅠ初挑戦で、前年の三冠馬コントレイル、GⅠ4勝のグランアレグリアらを4馬身差で破る圧勝。牡馬混合のGⅠ、かなりの強敵相手の勝利は価値が高い。阪神の芝2000m戦で勝利しているため、200mの延長くらいならこなせるようにも思える。

 ただ、敗れているのが2戦とも2200mというのは見逃せない事実だ。血統的にも、距離延長は歓迎とは言えないタイプでもある。

 父ディープインパクトの産駒は2014年ラキシス、2015年マリアライトの2頭がこのレースを勝っているが、レイパパレと同じ「父ディープインパクト、母の父クロフネ」の配合馬は重賞7勝がどれも2000m以下。2200mでは8戦して2着2回、3着1回、2400mでは3戦してすべて10着以下と、距離延長に伴い成績は悪化。"大きな壁"を感じさせるデータが残っている。