2021.11.12

今年のエリザベス女王杯は過去の好走例にピタリとハマる穴馬不在も、それに似たタイプの3頭に激走の予感

  • text by Sportiva
  • photo by Sankei Visual

 秋の「女王決定戦」となるGIエリザベス女王杯(阪神・芝2200m。※通常は京都開催)が11月14日に行なわれる。

 過去10年のレースを振り返ってみると、1番人気は2勝、2着3回、3着2回、着外3回。まずまずの成績を残しているものの、決して信頼度は高くない。

 一方で、2012年に7番人気で勝利したレインボーダリアや2015年に6番人気で勝ったマリアライトをはじめ、馬券圏内(3着以内)には伏兵が何度も突っ込んできている。おかげで、3連単では好配当がしばしば生まれており、波乱の多いレースと言える。

 とすれば、今年も穴狙いに徹するのも悪くない。そこで、過去10年の結果を参考にして、今回のレースで台頭しそうな伏兵馬をあぶり出してみたい。なお、京都競馬場の改修工事により、昨年に引き続き今年も阪神競馬場が舞台となるが、開催時期や距離は変わらないため、過去10年の結果をそのまま参照データとする。

 まず、エリザベス女王杯と言えば、「リピーター」の多いGIレースとして知られる。現に昨年も、一昨年の覇者ラッキーライラックが勝って連覇を飾り、同様に一昨年3着のラヴズオンリーユーが再び3着に入線を果たしている。

 他にも、2013年に2着、2014年に勝利したラキシス、2014年、2015年と連続して2着に入ったヌーヴォレコルト、2016年、2017年とともに3着だったミッキークイーン、2017年に勝利し、2018年にも3着となったモズカッチャン、さらに2017年から2019年まで3年連続で2着と好走したクロコスミアなど、複数年にわたって馬券圏内に入っている馬が多数いる。

 ならば、今回も「リピーター」が第一の狙い目となる。が、残念なことに、今年の出走メンバーには前年のレースで3着以内に入った馬がいない。過去データで最も信頼のおけるパターンは消えてしまった。

 ただ、「リピーター」が多いということは、レース経験がある馬が優位、という見方ができる。実際、以前にも前年の3着以内の馬が馬券に絡まなかったことが3度(2012年、2013年、2016年)あったが、そのうち、2012年の勝ち馬レインボーダリアと2016年の1着馬クイーンズリングは、前年のエリザベス女王杯にも出走していた。