2021.11.13

エリザベス女王杯は穴党女性記者の目利きにお任せ。地力ある2頭が「2強」を蹴散らす

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 今週から秋のGIシリーズが再開。年末のGIホープフルS(12月28日/中山・芝2000m)まで8週連続の開催となる。

 その火ぶたをきるのは、牝馬の頂点を決するGIエリザベス女王杯(11月14日/阪神・芝2200m)だ。クロノジェネシス、デアリングタクト、ソダシら複数のGIを勝っている面々は不在ながら、今春のGI大阪杯(4月4日/阪神・芝2000m)を制したレイパパレ(牝4歳)、GI秋華賞(10月17日/阪神・芝2000m)を勝ったアカイトリノムスメ(牝3歳)といったGI馬が参戦。他にも重賞実績豊富なメンバーが顔をそろえ、ハイレベルな争いが期待される。

 ところで、エリザベス女王杯と言えば、2009年に3連単で100万円超えの高額配当が生まれたこともあって、"荒れる"イメージがあるが、実際のところはどうなのか。過去10年の成績を振り返ってみると、1番人気は2勝、2着3回、3着2回。比較的安定した結果を残している。

 しかし一方で、5番人気以下の伏兵も毎年のように馬券圏内(3着以内)に入っており、3連単ではしばしば好配当が生まれている。となると、イメージどおり、波乱含みの一戦と見ていいだろう。そして今年も、「穴狙いにとっては面白いレース」というのは、日刊スポーツの三嶋毬里衣記者だ。

「昨年こそ、1番人気のラッキーライラックが連覇を達成しましたが、それまでは8年連続で1番人気が敗戦。しかも今年は、上位人気馬それぞれに懸念材料があり、確たる軸馬が不在だからです。

 レイパパレは2200mという距離に、アカイトリノムスメは古馬との初対戦という点に不安があります。また、前走でGIIオールカマー(9月26日/中山・芝2200m)を快勝したウインマリリン(牝4歳)も、肘腫(ちょうしゅ)が再発した影響がどう出るか。

 さらに今年も、舞台はGI宝塚記念と同じ阪神の内回り芝2200m。直線が平坦な京都と異なり、残り200m付近で急な上り坂が待ち構え、スタミナ、持久力が求められるタフなコースです。有力各馬に心配な点があるとすれば、波乱の決着になっても不思議ではありません」