エリザベス女王杯は穴党女性記者の目利きにお任せ。地力ある2頭が「2強」を蹴散らす (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

エリザベス女王杯での一発が期待されるウインキートスエリザベス女王杯での一発が期待されるウインキートスこの記事に関連する写真を見る そこで、三嶋記者が穴馬候補に推奨するのは、ウインキートス(牝4歳)だ。

「前走のオールカマーでは内枠を生かして、好位追走からロスなく回って2着。グローリーヴェイズ(3着)、レイパパレ(4着)といった2頭のGI馬に先着しました。相手は"叩き台"だったかもしれませんが、GIでも好勝負できる力を十分に示したと思います。

 この中間も順調そのもの。1週前追い切りでは、大きく離れた僚馬を追走し、最後は外から豪快に突き抜けるド迫力の動きを見せていました。

 環境の変化に敏感なタイプゆえ、初の関西圏への輸送が課題となりますが、それさえクリアできれば、初のGIタイトルもグッと近づくのではないでしょうか。父ゴールドシップ譲りの持久力を生かしての、一発を見込んでいます」

 三嶋記者はもう1頭、春の「女王決定戦」で波乱の立役者となったランブリングアレー(牝5歳)にも注目する。

「久々だった前走のオールカマーはスムーズさを欠いて7着。最後の伸び脚にも物足りなさを感じました。ただ、先行馬が上位を占める結果で、差しに構えた同馬には向かない展開となり、それも仕方がないことかもしれません。

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