動きも気性も不安なし。アドマイヤラヴィは母の果たせなった夢を叶えるか (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

 アドマイヤラヴィはすでにデビューに向けてトレセンで調整を重ねている。同馬について、陣営はどう評価しているのだろうか。関西競馬専門紙のトラックマンが話を聞いてきた。

「友道調教師は母も管理しており、アドマイヤラヴィのことは幼い頃から見てきたそうで『初子だったこともあり、生まれた当初は小さかったけど、成長して大きくなった』と。距離適性については『マイルあたりではないか』と話しています」

 同馬の動きや気性面については、厩舎スタッフが話をしてくれたという。先のトラックマンが続ける。

「スタッフによれば、『体つきはまだ幼いけど、速いところにいくと、いい動きをする』とのこと。現に、キャンターなどの動きを見ながら『いいフットワークをしている』と好評価を口にして、能力の高さを感じているようでした。『気性も前向き』ということで、現状不安要素はないようです」

 初陣については、来週から始まる新潟開催を予定。具体的な日程も近いうちに決まるだろう。

 母が惜しくも手にすることができなかったクラシックでの戴冠。その悲願を、娘のアドマイヤラヴィが叶えるのか。まずは、まもなく迎えることになるデビュー戦での走りに注目したい。

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