2021.04.13

皐月賞まであと3日。空前の大混戦を読み解く「3歳牡馬ランキング」

  • text by Sportiva
  • photo by Kyodo News

 今年の3歳牡馬戦線は、GI朝日杯フューチュリティS(12月20日/阪神・芝1600m)の覇者グレナディアガーズ(牡3歳/父フランケル)がマイル路線へ向かうことを早々に表明したことで、GIホープフルS(12月26日/中山・芝2000m)を無傷の3連勝で制したダノンザキッド(牡3歳/父ジャスタウェイ)が中心となって引っ張っていくと思われた。

 ところが、同馬が前哨戦となるGII弥生賞(3月7日/中山・芝2000m)でまさかの3着。それまでとは様相が一変し、牡馬クラシック第1弾のGI皐月賞(4月18日/中山・芝2000m)は、多くの馬に戴冠のチャンスが巡ってきそうな混戦模様となっている。

好メンバーがそろった共同通信杯を快勝したエフフォーリア好メンバーがそろった共同通信杯を快勝したエフフォーリア  新たに浮上してきたのが、2、3月のステップレースを勝ち上がってきた面々だ。GIIIきさらぎ賞(2月7日/中京・芝2000m)を勝ったラーゴム(牡3歳/父オルフェーヴル)をはじめ、GIII共同通信杯(2月14日/東京・芝1800m)を完勝したエフフォーリア(牡3歳/父エピファネイア)、リステッド競走のすみれS(2月28日/阪神・芝2200m)を快勝したディープモンスター(牡3歳/父ディープインパクト)。

 さらには、弥生賞でダノンザキッドを破ったタイトルホルダー(牡3歳/父ドゥラメンテ)に、皐月賞トライアルの若葉S(3月20日/阪神・芝2000m)で圧巻の強さを見せたアドマイヤハダル(牡3歳/父ロードカナロア)、GIIスプリングS(3月21日/中山・芝1800m)を勝ったヴィクティファルス(牡3歳/父ハーツクライ)らである。

 他に、GIII毎日杯(3月27日/阪神・芝1800m)ではシャフリヤール(牡3歳/父ディープインパクト)が驚異のレコード勝ち。同馬は皐月賞をスキップしたが、GI日本ダービー(5月30日/東京・芝2400m)では有力候補の1頭に挙げられるだろう。

 こうした状況にあって、パソコン競馬ライターの市丸博司氏はこう語る。

「今年の皐月賞は、空前の大混戦という様相を呈しています。前回(2月4日発表のランキング)のTF指数(※市丸氏が独自に編み出したデータ指数)上位馬があまり数値を伸ばせず、かといって、初めてランクインした馬もそれほど高い指数を出せなかったからです。その結果、上位はかなりのダンゴ状態となっています。

 こうなると、皐月賞ではとんでもない大穴が飛び出したとしても驚きません。逆に言うと、絶対的な軸馬が不在。どの馬からでも入れるため、予想においては非常に難解なレースとなりそうです」

 まさしく激戦必至の皐月賞。ここではその一戦を前にして、現時点での3歳牡馬の『Sportivaオリジナル番付()』を発表したい。
※『Sportivaオリジナル番付』とは、デイリー馬三郎の吉田順一記者、日刊スポーツの木南友輔記者、独特なデータを駆使するパソコン競馬ライターの市丸博司氏、フリーライターの土屋真光氏、Sportiva編集部競馬班の5者それぞれが、今春のクラシックを目指す3歳牡馬の、現時点における実力・能力を分析しランク付け。さらに、そのランキングの1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として、総合ポイントを集計したもの。