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皐月賞、ダービーの行方を占う3歳牡馬番付。アンカツはどう読んだ?

  • 新山藍朗●取材・構成 text by Niiyama Airo
  • photo by Kyodo News

 今年の3歳牡馬戦線は当初、昨年末のGIホープフルSを無傷の3連勝で制したダノンザキッドが2歳王者に君臨。そこまでの軌跡が、昨年の牡馬三冠を無敗で成し遂げたコントレイルに似ていることもあって、同馬が断然の存在と思われていた。

 ところが、皐月賞に直行したコントレイルと違って、ダノンザキッドは前哨戦の弥生賞に出走。そこで、あえなく3着に敗れたことによって、一気に混戦模様となった。

 しかも、年明けの重賞を制した馬の多くが皐月賞へ直行。ダノンザキッドを含め、それぞれ未対戦の馬ばかりで、一段と混戦状態に拍車がかかっている。

共同通信杯を制して皐月賞に臨むエフフォーリア共同通信杯を制して皐月賞に臨むエフフォーリア こうなってくると、間近に迫った牡馬クラシック第1弾のGI皐月賞(4月18日/中山・芝2000m)、さらには競馬界最高峰のレースとなるGI日本ダービー(5月30日/東京・芝2400m)の行方がどうなるのか、まったく予想がつかない。

 ならば、ここは"プロの目"に頼るのが一番だろう。そこで今回も、競走馬の分析に長(た)けた元ジョッキーの安藤勝己氏に3歳牡馬の実力診断を依頼。牡馬クラシックにおいて、どの馬が有望か検証してもらい、独自の視点による「3歳牡馬番付」を選定してもらった――。

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