2021.02.06

中京への舞台替わりで波乱必至のきさらぎ賞。穴党記者が心踊らす3頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

「西のクラシック登竜門」となるGIIIきさらぎ賞(中京・芝2000m)が2月7日に行なわれる。

 古くはスペシャルウィーク、ナリタトップロード、ネオユニヴァース、近年でもサトノダイヤモンドなど、歴代の勝ち馬からはクラシックでの活躍馬が数多く出ている。とはいえ、過去10年の結果を振り返ってみると、1番人気は3勝、2着2回、3着1回、着外4回。際立った成績を残しているわけではない。

 しかも、ここ4年は未勝利。"荒れる"傾向が強くなっているレースと言える。加えて、中京競馬場で行なわれた今年の重賞はすべて、1番人気が馬券圏内(3着以内)から外れており、波乱ムードは一段と高まっている。

 さて、すでに触れているとおり、今年は例年の京都(芝1800m)ではなく、中京(芝2000m)が舞台となる。それによって、普段とは違う変化が見られるという。そして、その"変化"が「馬券攻略のカギになる」と日刊スポーツの松田直樹記者が語る。

「2000年以降の数字で見ても、関東馬はその21回の施行において、たったの17頭しか参戦していません。それが今年は、関東馬が5頭も出走するんです。これは(京都よりも美浦から近い)中京開催になったこと、それに付随した変化であることは明らかです。

 なお、過去21回のレースに出走した関東馬17頭の成績は2勝、2着2回、3着2回。実はかなりの好結果を残しています。このデータは見逃せず、出走馬が増えた今年はなおさら、関東馬に注目すべきだと思います」

 そこで、松田記者が穴馬候補に挙げたのは、関東馬のジャンカルド(牡3歳)。「この馬こそ、きさらぎ賞の中京移設を最も味方にしそう」と言って、胸躍らせる。

「昨秋の新馬戦(9月27日/中山・芝2000m)でデビュー勝ちし、年末の1勝クラス・葉牡丹賞(12月5日/中山・芝2000m)で2着。デビュー3戦目の今回、初めての左回りとなりますが、この舞台替わりが大きな追い風になると見ています。