穴党記者が東海Sの攻略に自信。好配当が見込めるヒモ穴4頭をズバリ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 GIフェブラリーS(2月21日/東京・ダート1600m)の前哨戦となるGII東海S(中京・ダート1800m)が1月24日に行なわれる。

 過去10年を振り返っても、施行条件や舞台の変更が何度かあった同レース。そのうち、今回と同じ中京・ダート1800mで行なわれた7回の結果を見ると、1番人気は5勝、3着2回と高水準の成績を残している。にもかかわらず、2017年には3連単で46万5440円の高配当が飛び出すなど、しばしば好配当が生まれている。

 その理由について、日刊スポーツの太田尚樹記者はこう説明する。

「ヒモ荒れの傾向が強いレースで、中京で開催された時は1番人気が圧倒的な成績を残しているものの、6番人気以下の伏兵が7頭も馬券に絡んでいます。今年も好配当が生まれる可能性は十分にあると思いますよ」

 スポーツ報知の坂本達洋記者も、太田記者の見解に同意してこう語る。

「今年は、有力視されているインティ(牡7歳)がハナを主張。他に積極策が考えられるのは、ダイシンインディー(牡5歳)くらいでしょうか。ただこちらも"何が何でもいく"というタイプではないですから、おそらくインティが逃げて、落ち着いた展開が予想されます。自分のリズムなら簡単には崩れない馬なので、やはり"ヒモ穴狙い"というパターンでアプローチすべきではないかと思っています」

 そこで、坂本記者が名前を挙げたのは、グレートタイム(牡6歳)だ。

「前走のオープン特別・ベテルギウスS(12月20日/阪神・ダート1800m)では、大外枠が響いて位置取りが悪くなり、直線の入り口でもモロに挟まれる致命的な不利があっての9着。結果は度外視していいと思います。最後はしぶとく詰めて、『スムーズなら』と思わせる内容でしたから。

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