2021.01.23

明け4歳馬たちの躍進が期待されるAJCC。穴はいかにも条件合う5歳馬

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro

ダービージョッキー
大西直宏が読む「3連単のヒモ穴」

 昨年末から2カ月間続いてきた冬の中山開催は、今週がラストウイークとなります。年が明けて、再び無観客競馬となってしまったことは残念ですが、感染予防対策を徹底して開催を続け、GIが行なわれる頃には、再びお客さんの前でレースができることを願っています。

 さて、1月24日に中山で行なわれる重賞は、GIIアメリカジョッキークラブC(芝2200m)。別定のGII戦ですから、芝の中距離戦でGIを目指す馬が、この一年における始動戦に選ぶレースとも言えます。その分、注目度の高い一戦となります。

 とりわけ、この年末年始にはアーモンドアイをはじめ、ラッキーライラック、フィエールマン、ノームコア、そして有馬記念2着のサラキアが引退。さらに中山巧者だったウインブライト、ミッキースワローに加え、故障で復帰が遅れていたサートゥルナーリアまでもターフを去って、芝の中距離路線のトップホースが一気にいなくなってしまいました。

 もちろん、コントレイル、デアリングタクトという昨年の三冠馬2頭がいて、彼らが同路線を引っ張っていってくれると思いますが、彼らとしのぎを削っていく新たなライバルたちの登場を、ここでは大いに期待したいところです。

 その候補となるのは、やはり2頭の三冠馬たちと激闘を繰り広げてきた明け4歳馬たち。そして実際、今回のAJCCには、GI菊花賞(京都・芝3000m)でコントレイルと激戦を演じた2着アリストテレス(牡4歳)と、3着に入ったサトノフラッグ(牡4歳)、GIホープフルS(中山・芝2000m)とGII神戸新聞杯(中京・芝2200m)と2度、コントレイルの2着となったヴェルトライゼンデ(牡4歳)、さらにGIオークス(東京・芝2400m)でデアリングタクトに次ぐ2着に入ったウインマリリン(牝4歳)と、有力なライバル候補たちが参戦してきました。

 昨年までは2頭の高すぎる壁に阻まれてGI制覇を果たせなかった馬たちですが、今年はそれぞれに適条件を見つけて、戴冠を遂げてほしいところ。この世代の2番手グループが活躍すれば、競馬界全体が盛り上がっていくはずですからね。