2021.01.10

「BIGなお年玉」が見込めるフェアリーSは穴党記者渾身の3頭で勝負

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 年明けの3日間開催。その最終日(1月11日)には、3歳牝馬によるGIIIフェアリーS(中山・芝1600m)が行なわれる。

 過去10年の成績を振り返ってみると、1番人気は2勝、2着1回、3着0回、着外7回と振るわず、波乱傾向にある。実際、2012年、2013年と3連単では50万円超えの高配当が生まれており、それらを含めて10万円超えの高配当が5回も出ている。まさに新年の"お年玉レース"と言える。

 その要因のひとつは、重賞でありながら、例年1勝馬同士の争いになることが多いからだ。今年も出走予定16頭のうち、2勝馬はわずかに1頭。"荒れる"可能性は大いにある。

 現に、GIIIアルテミスS(10月31日/東京・芝1600m)で3着に入ったテンハッピーローズ(牝3歳)が人気の中心になりそうだが、トラックマンたちは同馬の能力は認めつつも、伏兵の台頭を示唆する。

「テンハッピーローズは、1勝クラスのサフラン賞(10月4日/中山・芝1600m)において、年末のGI阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・芝1600m)で僅差の2着となったサトノレイナスの2着。アルテミスSでは、阪神JFを制したソダシからコンマ4秒差の3着と健闘。鞍上の福永祐一騎手も、その能力をかなり買っているようです。ただ、中山・マイルの舞台では、展開次第でどんな馬も突っ込んできますから、絶対視するのはどうでしょうか......」

 そう語るのは、日刊スポーツの木南友輔記者。さらに、デイリー馬三郎の吉田順一記者も、テンハッピーローズには疑問の目を向ける。

「テンハッピーローズは、小柄な牝馬で切れ味が身上。馬格のある馬が優勢な設定となっている今の中山の馬場が、はたしてマッチするのか。また、今回は約2カ月半ぶりのレースとなりますが、3度目の関東遠征。この時期の3歳牝馬にとって、長距離輸送での競馬は楽ではありません。状態、舞台ともに疑問符が残り、人気と信頼度がかみ合っていない感じがします」