3強は絶対か? 穴党記者がジャパンCで「打倒3強」を託す穴馬3頭 (3ページ目)
東京コースは初出走となりますが、長く脚を使うタイプなので、向いているはず。以前はトモが緩くて、坂がどうかと思っていましたが、5歳になってすっかり解消されているので、その点の心配もなくなりました。
距離においては、3強と比較しても優位な立場。人気が3強に集まる分、馬券的な妙味は増すと思います」
グローリーヴェイズに関しては、日刊スポーツの松田直樹記者も「穴の一番手」として名前を挙げる。
「今年の上半期は、ドバイに遠征しながら急きょレースが中止。帰国後、調整の難しさがあった宝塚記念(6月28日)では17着と惨敗を喫しました。そうした結果を受けて、同馬を管理する尾関知人調教師は『失われた半年』と無念さをにじませていました。
そんな尾関調教師の、グローリーヴェイズに対する感触が今回は一変。『気持ちの面で、しっかり戦闘態勢に戻っている。前走(京都大賞典)に向けては、調教をやり出して最初の何回かは乗り手の感想のトーンが上がらなかったけど、今回はいい雰囲気から始まって、さらに上がっている』とすこぶるいいんです。
さらに、1年前の香港遠征直前と、この中間における共通点もあります。それは、調教時計の速さです。1週前には美浦のウッドコースで、外目を回って5ハロン65秒5-1ハロン12秒5という好時計をマーク。当時の出来と同じくらいに戻っています。
それには、尾関調教師も『思った以上に時計が出ていて、やりすぎたかなと思ったくらい。そこに関してはいい傾向かな』と言って、明るい表情を見せていました。
そもそも2400m戦は4戦3勝。本質的な距離適性は、アーモンドアイより上。関東馬ながら東京コースは初めてですが、一発への期待は大きいです」
さて、木村記者にはもう1頭、注目馬がいるという。一昨年のレースで、アーモンドアイに次ぐ2着となったキセキ(牡6歳)だ。
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