2020.11.26

ジャパンCの3強に「弱点」あり。それぞれが抱える問題にズバリ迫る

  • text by Sportiva
  • photo by Kyodo News

「3強」の激突に沸くGIジャパンC(11月29日/東京・芝2400m)。むろん、多くのファンが楽しみにしているのは、その「3強」の熾烈な争いである。

 しかしながら、それぞれに不安がないわけではない。見方によれば、他馬にも付け入る隙を与えそうな"死角"もある。ここでは、そんな「3強の弱点」に迫ってみたい。

ジャパンCに向けて、いくつかの不安要素が挙げられるアーモンドアイ まずは、GI天皇賞・秋(11月1日/東京・芝2000m)で史上初の芝GI8勝を挙げたアーモンドアイ(牝5歳)から。デイリー馬三郎の吉田順一記者は次のように指摘する。

「アーモンドアイの過去4回の敗戦を見てみると、新馬戦(2着。新潟・芝1400m)は『距離不足』、昨年のGI安田記念(3着。東京・芝1600m)は『スタート後の不利』と、ともに敗因が明らかな仕方のない敗戦でした。そして、今年の安田記念(2着。6月7日)もスタートの後手や道中の間隔が詰まったことで、本来の伸び脚が不発。敗因は明確でした。

 ポイントとなるのは、残る1つの敗戦。昨年のGI有馬記念(9着。中山・芝2500m)の惨敗です。3歳時のGIIIシンザン記念(京都・芝1600m)でやや重馬場はこなしていますが、同じ荒れ馬場でも、有馬記念のようにスタミナが問われる馬場では脆さを露呈しました。

 そこで、今秋の東京競馬場ですが、例年以上に荒れており、時計もかかり気味。多少タフな設定となる芝2400mで、アーモンドアイ自慢の末脚が持続するかどうかは微妙なところです。前走の天皇賞・秋でも、3馬身差をつけて圧勝した昨年ほど、楽なレースをさせてもらえませんでしたしね。

 他、中3週のローテーションもポイントのひとつ。テンションを維持できるのかどうか。さらに、斤量差を踏まえても、勢いのある無敗の3歳馬2騎に太刀打ちできるのか、若干の疑問を感じざるを得ません」