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大穴が台頭するNHKマイルC。
ドでかい夢を見るのに適した3頭を発見 (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 同馬は、GIII京成杯(中山・芝2000m)で2着と好走。続くGII弥生賞(中山・芝2000m)でも5着と善戦していた。しかし、皐月賞では15着と惨敗。結果、そこから挑んだNHKマイルCでは、ほぼ無印といった扱いだった。

 そんな低評価のなか、キングズオブザサンはファンの度肝を抜く激走を披露。波乱の一端を担った。

 この再現を果たしてくれそうな馬が、今回のメンバーの中にいる。ラインベック(牡3歳)だ。

 同馬はデビュー2連勝のあと、GIII東京スポーツ杯2歳S(11月16日/東京・芝1800m)で3着、続くGIホープフルS(12月28日/中山・芝2000m)でも4着と奮闘した。しかしその後、オープン特別の若駒S(1月26日/京都・芝2000m)で3着に終わったあと、皐月賞(4月19日)に挑んで15着と惨敗を喫してしまった。

 この結果を受けて、ここでも伏兵の域を出ないと思われるが、重賞で好走を重ねてきた実績は軽視できない。まして、母は牝馬三冠馬のアパパネ。その血が大舞台でこそ、爆発するかもしない。ラインベックの大駆けに、賭けてみるのも悪くない。

 まだまだ成長盛りの3歳馬の争い。それぞれの実力差は、人気の差ほどないはずである。であれば、今年のNHKマイルCでも大波乱は起こりえる。それにひと役買う馬が、ここに挙げた面々の中に、きっといる。

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