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大穴が台頭するNHKマイルC。
ドでかい夢を見るのに適した3頭を発見 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 いい例となるのは、2010年に5番人気で2着となったダイワバーバリアン(前走ニュージーランドトロフィー=2着)に、2017年に6番人気で3着に入ったボンセルヴィーソ(前走ニュージーランドトロフィー=3着)、2018年に6番人気で勝利を飾ったケイアイノーテック(前走ニュージーランドトロフィー=2着)、同年に9番人気で3着入線を果たしたレッドヴェイロン(前走アーリントンC=3着)、そして2019年に7番人気で3着となったカテドラル(前走アーリントンC=2着)らだ。

 そして今年も、こうしたタイプの伏兵馬がたくさんいる。

 ニュージーランドトロフィー(4月11日)で3着となったウイングレイテスト(牡3歳)、アーリントンC(4月18日)2着のギルデッドミラー(牝3歳)に、同3着のプリンスリターン(牡3歳)、そしてファルコンSで2着と奮闘したラウダシオン(牡3歳)である。

 いずれも面白い存在だが、過去にこのパターンで好走した馬たちのうち、ダイワバーバリアン、ボンセルヴィーソ、ケイアイノーテックの3頭は、GⅠ朝日杯フューチュリティS(阪神・芝1600m。※ダイワバーバリアンは中山開催)で掲示板(5着以内)に載っていた。

 この要素を重視すると、朝日杯FSで5着と健闘したプリンスリターンに、より食指が動く。人気急落は必至だが、ドでかい一発を期待したい1頭だ。

 最後に、重賞での好走歴がありながら、直前のGI皐月賞(中山・芝2000m)で惨敗を喫して、ほぼノーマックとなった馬にも気を配りたい。

 2014年に12番人気で3着となったキングズオブザサンが、この例に該当するからだ。

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