2020.05.07

NHKマイルCはわかりやすい
血統の傾向から3頭をピックアップ

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Ito Yasuo/AFLO

 5月10日、東京競馬場でGⅠ・NHKマイルC(芝1600m)が行なわれる。このレースは今回で25回目。80回を超える日本ダービーなどに比べると歴史の浅いレースだが、わかりやすい血統的傾向も多く、「血統派」としては展望がしやすいレースとも言える。

レシステンシアと共に人気を集めそうなタイセイビジョン 昨年の最優秀2歳牝馬で、今回も人気を集めそうなレシステンシア(牝3歳/栗東・松下武士厩舎)も、このレース向きの血統構成の持ち主だ。

 同馬は昨年、新馬戦、GⅢファンタジーS(京都/芝1400m)、GⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神/芝1600m)を3連勝。阪神ジュベナイルフィリーズは2着に5馬身差をつけ、1分32秒7というコースレコードだった。しかし年が明け、単勝1.4倍の圧倒的1番人気だったGⅢチューリップ賞(阪神/芝1600m)は3着。重馬場で行なわれた前走のGⅠ桜花賞(阪神/芝1600m)は2番手追走から一旦は先頭に立ったが、デアリングタクトに差されて2着に敗れた。

 血統を見ると、父ダイワメジャーは2004年のGⅠ皐月賞(中山/芝2000m)や、NHKマイルCと同じ舞台のGⅠ安田記念(2007年:東京/芝1600m)を含むGⅠ5勝。産駒も、NHKマイルCでは2012年カレンブラックヒル、2016年メジャーエンブレム、2019年アドマイヤマーズと、種牡馬としてレース史上最多の3勝を挙げている。