2020.03.06

チューリップ賞は名マイラーの血統を受け継ぐ先行馬が逃げ切るか

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 3月7日、阪神競馬場でGⅡチューリップ賞(芝1600m)が行なわれる。

 このレースは4月12日に行なわれるGI桜花賞(阪神/芝1600m)のトライアルで、3着馬までに優先出走権が与えられる。近年は、このチューリップ賞やGⅡフィリーズレビュー(阪神/芝1400m)などの前哨戦に出走しないで本番に臨む馬が多くなっているが、過去10年を振り返ると、2010年アパパネ(2着)、2012年ジェンティルドンナ(4着)、2013年アユサン(3着)、2014年ハープスター(1着)、2015年レッツゴードンキ(3着)、2016年ジュエラー(2着)の6頭が、このレースをステップに桜花賞を勝利。ハープスター以外は敗れたあとに桜花賞を勝利しているため、1着以外の馬の走りにも注意が必要だ。

 今年のチューリップ賞は、昨年12月のGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神/芝1600m)の上位4頭(レシステンシア、マルターズディオサ、クラヴァシュドール、ウーマンズハート)が揃って出走する。なかでも、勝ったレシステンシア(牝3歳/栗東・松下武士厩舎)は強力だ。

阪神ジュベナイルフィリーズを制したレシステンシア そのレースでは1000m通過57秒5のハイラップで逃げながら、直線に入っても脚いろは衰えず、2着マルターズディオサに5馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイム1分32秒7は、2006年のウオッカが記録したコースレコードを0秒4更新する好タイムだった。