2020.03.01

クリスタルブラック、古馬相手にも
劣らぬ末脚がクラシックでも炸裂か

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

2020年クラシック候補たち
第5回:クリスタルブラック

 3歳牡馬クラシック第1弾のGI皐月賞(中山・芝2000m)と同じ舞台で行なわれるGIII京成杯。今年の同レース(1月19日)において、今後が楽しみな馬が勝ち名乗りを上げた。

 美浦トレセンの高橋文雅厩舎に所属するクリスタルブラック(牡3歳/父キズナ)である。

京成杯を制してクラシックの有力候補に名乗りを上げたクリスタルブラック 同馬は、昨年12月の2歳新馬(12月15日/中山・芝1800m)でデビュー。立ち遅れ気味にスタートしたうえ、鞍上の吉田豊騎手の手綱が引っ張られる場面も見られたが、向こう正面を迎えた頃には落ちついて、中団やや後方を追走していった。

 そうして、3コーナー途中から大外に持ち出すと、一気に進出。直線入口で、早くも先頭集団に並んでいった。距離的なロスは相当なものだったが、クリスタルブラックはそのまま大外からグングンと伸びていって、先頭でゴール。圧巻の強襲劇で初陣を飾った。

 デビュー戦から派手なパフォーマンスを見せて、2戦目にはすかさず重賞の京成杯に挑んだ。1番人気に推された良血スカイグルーヴを筆頭に、評判馬が顔をそろえた一戦となり、クリスタルブラックは12頭立ての7番人気にとどまった。

 だが、クリスタルブラックはこの前評判を覆して、再び強烈なパフォーマンスを披露する――。