混戦に拍車がかかったオークスの行方を解き明かす3歳牝馬ランキング
2019年3歳クラシック
Sportivaオリジナル番付(牝馬編:第4弾)
3歳牝馬クラシック第2弾のオークス(東京・芝2400m)が5月19日に行なわれる。
第1弾のGI桜花賞(4月7日/阪神・芝1600m)は、昨年末のGI朝日杯フューチュリティS(3着。12月16日/阪神・芝1600m)以来のぶっつけとなる、異例のローテーションで臨んだ2番人気グランアレグリア(牝3歳/父ディープインパクト)が優勝。1番人気のダノンファンタジー(牝3歳/父ディープインパクト)は4着という結果に終わった。
後続に2馬身半差をつけて快勝したグランアレグリア。当然、オークスでの二冠達成が期待されたが、同馬はその後、オークスには向かわずにGI NHKマイルC(5月5日/東京・芝1600m)に出走した。同レースでは、断然の1番人気に支持されたものの、やや伸びを欠いて4位入線。さらに審議の末、他馬の進路を妨害したとして5着降着となった。
忘れな草賞を制してオークスへ向かうラヴズオンリーユー 一方、「残念桜花賞」と称されるオープン特別の忘れな草賞(4月7日/阪神・芝2000m)は、脚部不安で戦列を離れていたラヴズオンリーユー(牝3歳/父ディープインパクト)が圧勝。3戦無敗でオークスに向かうことになった。
また、オークスへの最終切符をかけた2つのトライアル戦が東京競馬場で行なわれ、GIIフローラS(4月21日/東京・芝2000m)はウィクトーリア(牝3歳/父ヴィクトワールピサ)が、オープン特別のスイートピーS(4月28日/東京・芝1800m)はカレンブーケドール(牝3歳/父ディープインパクト)が勝利。大舞台への挑戦権を手にした。
こうした状況を踏まえて、3歳世代の女王の座を目指す面々の『Sportivaオリジナル番付(※)』を発表したい。
※『Sportivaオリジナル番付』とは、デイリー馬三郎の吉田順一記者、日刊スポーツの木南友輔記者、独特なデータを駆使するパソコン競馬ライターの市丸博司氏、フリーライターの土屋真光氏、Sportiva編集部競馬班の5者それぞれが、今春のクラシック、すなわち今回はオークスに挑む3歳牝馬の実力・能力を分析しランク付け。さらに、そのランキングの1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として、総合ポイントを集計したもの。
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