デビューが待ち遠しい! 超良血・シェーングランツに世界中から熱視線 (2ページ目)
そんな偉大な父と母を持つシェーングランツゆえ、その注目度は世界レベルに達する。加えて、同馬の姉はGIを2勝しているソウルスターリング(牝4歳/父フランケル)。血統的には、非の打ち所がない。
そのシェーングランツは、7月29日の2歳新馬(札幌・芝1800m)でデビューする予定。すでに調教を重ねているが、スタッフたちはどんな感触をつかんでいるのだろうか。関東競馬専門紙のトラックマンが伝える。
「シェーングランツはすでに何本も調教をこなしていて、スタッフからは『走る馬の動きで、いいフットワーク』と高評価の声が聞こえてきます。さすがにまだ姉とは比べられないものの、いいものを持っていることは間違いないようですね。普通にいけば、新馬戦は勝ち負けになるでしょう」
ただ、陣営は「あえて挙げるなら......」というニュアンスで、こんな懸念点にも触れていたそうだ。先述のトラックマンがそれを明かす。
「まだ普段の様子はかなり幼く、近くにいる他馬が動いただけでビクッとすることもあるようです。デビュー戦でコンビを組む北村宏司騎手は、『その辺りをデビューまでに解消できれば』と話していました。スムーズな競馬になれば問題ないでしょうが、ゴチャついたときはその点が気がかりになりますね」
たしかに気になる点ではあるが、あくまでも小さな不安とのこと。それ以外は、特に不安材料は見当たらないという。成長著しい時期だけに、短い期間で精神面も一気に変わっていく可能性はある。
世界が熱視線を送る1頭。シェーングランツは、北の大地で臨む初陣でどんな走りを見せるのか。今からその瞬間が待ち遠しい。
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