ドバイワールドCは日本馬無視で、
魔法の「万馬券じゅうたん」に乗れ (3ページ目)
一方、ドバイターフは日本馬5頭vsゴドルフィン4頭vsクールモア2頭という様相。日本での発売では、過去2年の勝ち馬であるヴィブロス(牝5歳/父ディープインパクト)、リアルスティール(牡6歳/父ディープインパクト)を擁する日本勢に人気が集まりそうだ。
しかし、ここはあえて日本のGI馬を軽視してみたい。ヴィブロスは昨年ほどのデキになく、リアルスティールも本来は得意としているとはいえ、このレースでは成績が出ていない休み明け。ネオリアリズム(牡7歳/父ネオユニヴァース)も高速コースのワンターン競馬の適性に疑いがあるし、ディアドラ(牝4歳/父ハービンジャー)はやや調整段階で迫力を欠いている。
「穴」というほどではないが、各国のブックメーカーで人気となっているベンバトル(牡4歳/父ドバウィ)とブレアハウス(せん5歳/父ビヴォタル)は日本ではそれほど人気になりにくく、むしろ狙い目ではないだろうか。2頭ともにスーパーサタデーのコース適性を示している。
人気は日本調教馬に集中するはず。穴馬候補トレスフリュオース さらに2頭、穴として考えたいのがイギリスのモナークスグレン(せん4歳/父フランケル)とフランスのトレスフリュオース(牡4歳/ダンシリ)である。
モナークスはリアルスティール同様に昨年10月以来の休み明けとなるが、前走のダーレークラブSが実力あるメンバーが揃って、しかも好時計、好内容で勝利した。トレスフリュオースはデビューして4戦無敗で当地のGIIIを勝利。その勢いで臨んだGIジャンプラ賞でも2着となった。今回は初距離が課題ではあるものの、それをクリアできれば、昨年2着に入って穴をあけたエシェムのような台風の目になるだろう。
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