大阪杯は「GI馬に勝てるわけねーよ」
と思われた穴馬4頭が大暴れだ

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 昨年からGIに昇格した大阪杯(阪神・芝2000m)が今年は4月1日に行なわれる。

 GI初年度となった昨年は、1番人気のキタサンブラックが勝利。人気どおりの強さを見せたものの、2着には7番人気のステファノスが食い込んで波乱となった。

 また、3着には4番人気のヤマカツエースが入線。3連単は2万3910円と、まずまずの配当をつけた。戦前には、キタサンブラックに、マカヒキ(2番人気)、サトノクラウン(3番人気)の「3強」の争いと見られていただけに、ヤマカツエースも波乱の結果にひと役買ったと言える。

 GI初年度からそこそこ"荒れた"ことを思えば、今年も同様の展開を期待して穴勝負に徹するのも悪くない。そこで、まずは昨年の波乱を演出した2、3着馬を例にとって、今年のレースで人気馬にひと泡吹かせそうな伏兵馬を探してみたい。

 昨年2着のステファノスは、国内外のGIに多数出走。昨年の大阪杯も含めて2着3回、3着2回と、好走例は何度となくある。

 しかし、GI勝利はゼロ。充実したメンバーがそろうGIでは「力不足」と見られて、低評価にとどまることが多かった。昨年の大阪杯も、その一例となる。

 今年も狙うべきは、そういうタイプの馬。好走歴はあっても、GIでは「足りない」と見られている人気薄馬である。

 今回のメンバーなら、似ているのはスマートレイアー(牝8歳)だ。

初のGI制覇を目指すスマートレイアー初のGI制覇を目指すスマートレイアー

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