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大阪杯は「GI馬に勝てるわけねーよ」
と思われた穴馬4頭が大暴れだ (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 今年8歳になるベテラン牝馬で、これまで何度もGIの舞台に挑んできた。ただ、たびたび上位入線は果たしているが、3歳時のGI秋華賞(京都・芝2000m)での2着が最高で、いまだ勝ち星は手にしていない。

 ゆえに、GI馬がズラリとそろう今回は上位人気は望めない。それどころか、GI香港C(5着。2017年12月10/香港・芝2000m)以来のレースという点が嫌われて、なおさら人気を落としそうな状況にある。

 だが、昨秋の京都大賞典(2017年10月9日/京都・芝2400m)では、昨年のGIジャパンカップ(東京・芝2400m)を制して今回も人気が予想されるシュヴァルグラン(牡6歳)を撃破。力があることは実証されている。

 また、GI昇格前の大阪杯を振り返ってみても、ダイワスカーレット(2008年、1着)、カワカミプリンセス(2009年、3着)、ラキシス(2015年、1着)、ショウナンパンドラ(2016年、3着)など牝馬の好走例は多い。

 昨年、同タイプのステファノスが見せたような激走を、今年はスマートレイアーが再現してもおかしくない。

 続いて、昨年3着のヤマカツエース。こちらも、GIIやGIIIでは何度もタイトルを獲っているが、GIでは入着止まりの馬だった。

 その結果、2走前のGI有馬記念(中山・芝2500m)で4着と健闘し、前走のGII金鯱賞(中京・芝2000m)では見事な勝利を飾っていながら、一線級と比べると格下に見られて、上位勢とは差のある4番人気という評価だった。

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