波乱続きの東海S。穴党記者が推すのは「えッ!?」と驚く超穴馬ばかり (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 デイリー馬三郎の吉田順一記者も、今回の予想に際しては中京・ダート1800mという舞台の特徴を考えることが、まずは大事だと言う。

「中京・ダート1800m戦は、(スタート後)坂を上がってから平坦になるため、先に坂を上り切った馬が後続を引き離して、そのまま先手をとった馬がちぎって勝つシーンが多いのも特徴のひとつ。下級条件では、前半から無謀なペースになることが少ないため、前が強いのが基本です」

 吉田記者は続けてこう語る。

「(コースの特徴を踏まえて)実績的にも、展開的にも"核"となる存在がいる。あくまでもその馬が演出する流れと仕掛けによって、狙い馬は変わってきます」

 吉田記者が言う「核となる存在」とは、今回はテイエムジンソクとなる。そして、同馬が作る流れをうまく利用できるタイプを穴馬に推す。

「速めのラップを刻んで後続に脚を使わせるのが、テイエムジンソクのスタイル。この流れを得意としている先行馬は、ディアデルレイ(牡7歳)とシャイニービーム(牡6歳)です。そのうち、ディアデルレイは前走勝ったことで人気にもなり、マークもされる立場。ポジショニングの並びを考慮しても、テイエムジンソクの近くでうまく立ち回れるシャイニービームのほうが今回は狙い目です。

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