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ユニコーンS「穴馬の法則」に
ハマる4頭が、砂の向こうに見えてきた (2ページ目)

  • text by sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 タイセイシュバリエは、500万下の条件戦を勝ったあと、地方交流重賞の兵庫チャンピオンシップ(園田・ダート1870m)で2着。続くオープンの昇竜S(京都・ダート1400m)では、1番人気で4着と敗れた。ともに決して悪い競馬ではなかったものの、人気を裏切ったことが嫌われてか、ユニコーンSでは8番人気まで評価が急落したのである。

 ノボバカラも、500万下を勝利したあと、オープンの青竜S(東京・ダート1600m)で4着とまずまずの走り。しかし、そこで先着を許した馬がそのままユニコーンSに出走したこともあって、まったく人気が上がらずに伏兵扱いとなった。

 つまり、狙うべきは前走オープンクラスで好走しながら、人気が上がりそうにない馬である。今回、浮かび上がるのは、ウォーターマーズ(牡3歳)とブルベアバブーン(牡3歳)だ。

 ウォーターマーズは、5月に2勝目を挙げて500万下を脱出すると、前走はオープンクラスの鳳雛(ほうすう)S(5月21日/京都・ダート1800m)に参戦。勝ち馬とタイム差なしの3着に好走した。しかし、このレース自体のレベルがそこまで高くないという見方もあり、上位人気にはならなそうな気配。過去の穴馬同様に激走する可能性はある。

 ブルベアバブーンも、前走は鳳雛S。そこで、コンマ3秒差の5着とまずまずの走りを見せているが、ウォーターマーズに屈している分、余計に人気落ちは必至だ。2走前には、オープンクラスの端午S(4月30日/京都・ダート1400m)で2着と健闘。オープンの好走歴は十分にあり、こちらも一発あってもおかしくない。

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