牝馬ファンディーナに勝てるか。メンツのかかる「3歳牡馬ランキング」 (3ページ目)

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 2位は、カデナ(牡3歳/父ディープインパクト)。本番と同じ舞台のGII弥生賞(3月5日/中山・芝2000m)を勝って、クラシックでの戴冠を狙う。

木南友輔氏(日刊スポーツ)
「弥生賞の、ものすごく遅い時計、最後の瞬発力勝負という展開は、間違いなくこの馬に向いたと思いますが、これまでのレースぶりから、速い流れになっても最後の脚は使えるはず。陣営がダービーをかなり意識しているので、皐月賞への本気度はどれほどなのかわかりませんが、弥生賞でもまだ余裕を残した仕上げだったので、意外に底は知れません」

本誌競馬班
「重賞を2連勝。その実績を素直に評価したいと思います」


 3位には、レイデオロ(牡3歳/父キングカメハメハ)と、サトノアーサー(牡3歳/父ディープインパクト)が入った。レイデオロは、昨年末のGIIホープフルS(2016年12月25日/中山・芝2000m)から、皐月賞へぶっつけで臨むことが懸念されてか、前回から6ポイントもダウン。サトノアーサーは、一度は圏外に落ちたものの、強力な新勢力の台頭がなく、再びランクインを果たした。

木南氏
「レイデオロは皐月賞へ直行となりましたが、帰厩したあとも順調に調整できています。立ち姿は決して凄みのある馬体というわけではないのですが、歩き方や、軽いキャンターを見ていると、運動神経の高さを感じさせます。ぶっつけの皐月賞でも何の不安もない様子。ルメール騎手が引き続き乗れるというのも大きいですね。また、中山の馬場がかなり傷んできて、差しが決まる印象なのは、この馬にとっても歓迎でしょう」

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