四位洋文騎手も太鼓判。
スワーヴリチャード、
「黄金ローテ」で頂点へ (3ページ目)
加えて、すでにクラシックを狙える走りを見せていながら、今後の成長も十分に期待できるという。先述のトラックマンが続ける。
「共同通信杯を勝った時点でも、まだ馬体にはゆるい面があり、成長の余地をかなり残していたそうです。現に、それから春を迎えて、『腹回りがふっくらしてきたし、精神的にもどっしりして成長の跡がうかがえる』とスタッフは言っています。クラシック本番に向けて、ますます好感触を得ているようです。
また、過去に2度敗れていますが、いずれも負けて強しの内容で、むしろその負けた経験がその後に生きています。文句なしのクラシック候補と言えるでしょう」
今年の3歳牡馬戦線は、良血の期待馬が総崩れ。実績のある有力馬もケガで戦線離脱したり、ぶっつけ本番になったりと、順調さを欠くケースが目立っている。だが、スワーヴリチャードは順調そのもの。
共同通信杯から皐月賞という"黄金ローテ"から、またもチャンピオンが生まれるのか。まもなく訪れる、決戦の舞台に注目である。
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