ビールがうまい! 門別競馬場で存分に満喫した「旅打ち」のよさ
「夏競馬」珍道中~北日本編(9)
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1997年に開場した門別競馬場。photo by Kyodo News 北海道を行く「旅打ち」。
最後の"勝負地"は門別競馬場。馬券は8レースから買った。
門別競馬場のパドック ダート1700mの7頭立て。このところ2着続きの3番の馬が断然の人気を集めている。パドックで見ても、いい仕上がりだ。
この馬の中心は動かしようがないだろう。
でも、普通に馬連で買ったのでは面白くない。第一、配当が安い。ならば、馬単を買うのはどうか。それも、この馬を2着づけにした馬単だ。2着続きという成績は、能力上位は確かだが、一方で"詰めが甘い"タイプと見ることもできるからだ。
その買い方で帯広では痛い目にあったが、プロ野球の一流のバッターは、三振した次の打席では、あえて前の打席で三振を喫した同じ球を狙うというのではないか。
一度の失敗で懲(こ)りてなどいられない。ワタシは、そのプロのバッターのように、自分が痛い目にあったのと同じ買い方で、今度はきっちり借りを返したいと思ったのだ。そうは言っても、ズボンのポケットの中にあった小銭を2等分して、300円ずつ馬券を買うだけだから、エラそうなことは言えないのだが......。
頭として買ったのは、逃げる5番と、追い込む1番の馬。5-3、1-3の馬単2点勝負だ。
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