2016.08.12

ビールがうまい! 門別競馬場で
存分に満喫した「旅打ち」のよさ

  • 新山藍朗●旅人 Traveler&text&photo by Niiyama Airo

「夏競馬」珍道中~北日本編(9)

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1997年に開場した門別競馬場。photo by Kyodo News 北海道を行く「旅打ち」。

 最後の”勝負地”は門別競馬場。馬券は8レースから買った。

門別競馬場のパドック ダート1700mの7頭立て。このところ2着続きの3番の馬が断然の人気を集めている。パドックで見ても、いい仕上がりだ。

 この馬の中心は動かしようがないだろう。

 でも、普通に馬連で買ったのでは面白くない。第一、配当が安い。ならば、馬単を買うのはどうか。それも、この馬を2着づけにした馬単だ。2着続きという成績は、能力上位は確かだが、一方で”詰めが甘い”タイプと見ることもできるからだ。

  その買い方で帯広では痛い目にあったが、プロ野球の一流のバッターは、三振した次の打席では、あえて前の打席で三振を喫した同じ球を狙うというのではないか。

 一度の失敗で懲(こ)りてなどいられない。ワタシは、そのプロのバッターのように、自分が痛い目にあったのと同じ買い方で、今度はきっちり借りを返したいと思ったのだ。そうは言っても、ズボンのポケットの中にあった小銭を2等分して、300円ずつ馬券を買うだけだから、エラそうなことは言えないのだが……。

 頭として買ったのは、逃げる5番と、追い込む1番の馬。5-3、1-3の馬単2点勝負だ。