2016.08.04

いざ函館! ミルコ・デムーロ騎手が
絶賛した「うに丼」を求めて…

  • 新山藍朗●旅人 Traveler&text&photo by Niiyama Airo

「夏競馬」珍道中~北日本編(3)

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いよいよ北の大地へ。photo by Kyodo News 予算5万円で行く「夏競馬の旅」。

 盛岡から次の中継地となる青森には「いわて銀河鉄道」と「青い森鉄道」を乗り継いで23時05分に着いた。

 ふたつの路線とも、とてもロマンチックなネーミングだが、乗ってみればただの普通電車。松本零士さんの漫画のように、急に車体が浮き上がったりするわけではない。ただ単調に暗い闇の中を走り続ける。

 どこかで「なるほど銀河鉄道!」と思わせるような仕掛けか、サプライズは考えられないのだろうか。例えば、電飾で飾ったトンネルを作って、ワームホールを通っているような気分にさせるとか――さすがに無理かぁ......。でも、そうしたアトラクションがどこにもないのは、ちょっと残念。

 青森に着くと、そこからは午前2時発のフェリーに乗って、対岸の函館にわたる。

 もはやその時間に電車では先に行けないから、ということもあるが、わざわざフェリーを使うことにも理由はある。

 ひとつは、青森のどこかで朝まで時間を潰して、函館行きの電車(追加料金を払って新幹線)に乗るよりも、料金的におトクだということ。青森-函館間のフェリー料金は、人間のみの乗車で大人1名2000円だ。

 そしてもうひとつ、客室では電車と違って手足を存分に伸ばして眠ることができる。つまり、深夜便のフェリーは格安の旅館代わりに使えるということだ。

 ところが、ここでも予期せぬ事態が起きた。