オークス2着チェッキーノの弟ラボーナ、華麗な足さばきで走る (3ページ目)
それどころか、ルーラーシップの母は、GI2勝(オークス、天皇賞・秋)を挙げた“女傑”エアグルーヴ。極上の血統を持つ新種牡馬ゆえ、父が変わったことが逆に、プラスに働く可能性もあるだろう。
ラボーナのデビューは現在、8月の札幌開催の新馬戦が濃厚と言われている。そこでは、育成時代よりも数段パワーアップした姿が見られるに違いない。山内氏が続ける。
「兄のコディーノは、この時期に体がカチッとしていましたが、ラボーナはゆったりしている分、伸びしろが相当ありそうです。育成も順調にこなしてきましたし、デビューが楽しみですね」
同馬が所属するのは、藤沢和雄厩舎(美浦トレセン/茨城県)。兄姉も管理したチームのもと、すでにゲート試験に合格。デビューに向けて着々と準備を整えている。
ひとつ上の姉チェッキーノらとともに、まだ兄姉が果たしていないGIの栄冠獲得を目指すことになるラボーナ。まもなく迎える初陣でどんな走りを見せてくれるのか、注目したい。
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