2016.07.04

オークス2着チェッキーノの弟ラボーナ、華麗な足さばきで走る

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

厳選!2歳馬情報局(2016年版)
第6回:ラボーナ

 牝馬クラシック第2弾となるGIオークス(東京・芝2400m)。3歳牝馬のほとんどの馬にとって未知の距離で行なわれる過酷なレースのため、時に大きな波乱が起こる。

 しかし今年は、1番人気に推されたシンハライト(牝3歳)がその人気に応えて快勝。桜花賞でハナ差2着に敗れた悔しさを晴らし、悲願のタイトルをつかんだ。ゴール前の末脚は、まさしく”女王”に見合う切れ味だった。 

 そして2着も、2番人気と高い支持を得ていたチェッキーノ(牝3歳/父キングカメハメハ)が入った。大本命のシンハライトに最後まで抵抗し、クビ差の接戦に持ち込んだ。

 同馬は桜花賞には出走しなかったものの、桜花賞トライアルのアネモネS(中山・芝1600m)を快勝すると、オークストライアルのGIIフローラS(東京・芝2000m)では後続に3馬身の差をつけて完勝。その実績がフロックでないことを、オークスできっちり証明した。しかも勝ちに等しいレースぶりで、今秋のさらなる飛躍を期待させた。

 そんな熾烈な争いからつかの間、チェッキーノの弟となる若駒がデビューへ向けて動き出している。ラボーナ(牡2歳/父ルーラーシップ)である。

兄姉が果たしていないGI制覇が期待されるラボーナ ラボーナを語るうえで、姉チェッキーノとともに触れておかなければいけない存在がいる。4つ上の兄、コディーノ(牡/父キングカメハメハ)だ。