2016.02.08

素質はキンカメ級!? スマートオーディンに施された「エリート教育」

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

2016年クラシック候補たち
第2回:スマートオーディン

 2000年代に数多くの名馬を育て上げ、一躍"時代の寵児"となった調教師がいる。栗東トレセン(滋賀県)の松田国英調教師である。

 2001年、管理馬のクロフネがNHKマイルC(東京・芝1600m)を制して初のGIタイトルを手にすると、同馬がその後、同年のジャパンカップダート(東京・ダート2100m)も圧勝。同じ馬で、芝、ダートのGIを制覇するという快挙を遂げた。

 そして翌2002年には、競馬界最高峰の栄冠・日本ダービー(東京・芝2400m)をタニノギムレットで獲得。さらに2004年には、キングカメハメハでNHKマイルCと日本ダービーの"変則二冠"を達成するという離れ業を演じた。

 その後も、GI4勝の名牝ダイワスカーレット(2006年~2008年)や、2010年のNHKマイルCを勝ったダノンシャンティなど、その時代を代表する名馬たちを次々に送り出してきた。

 その松田師が、今年大きな期待をかける3歳馬がいる。スマートオーディン(牡3歳/父ダノンシャンティ)である。

好メンバーがそろった東スポ杯2歳Sを制したスマートオーディン(中央、ピンク帽) かつて松田師が手がけた父を持つ同馬は、昨年9月にデビュー。新馬勝ちを決めると、2戦目のオープン特別で2着、3戦目には重賞制覇を果たした。