2016.02.13

出世レースの共同通信杯。春も見据えて、ハートレーに注目

  • 平出貴昭(サラブレッド血統センター)●文 text by Hiraide Takaaki  photo by Nikkan sports

 2月14日(日)に、東京競馬場では3歳牡馬クラシック戦線の重要な一戦・GIII共同通信杯(芝1800m)が行なわれる。近年、このレースの上位馬は後のクラシックを賑わすケースが多く、過去4年で2012年1着のゴールドシップ、2014年1着のイスラボニータ、2015年2着のドゥラメンテと、3頭が次走で皐月賞を勝利。そして2012年2着のディープブリランテ、2015年2着のドゥラメンテが日本ダービーを制している。

 さらに遡ると、2006年アドマイヤムーン、2001年ジャングルポケット、2000年イーグルカフェ、1998年エルコンドルパサー、1997年メジロブライト、1994年ナリタブライアン、1990年アイネスフウジン、1986年ダイナガリバー、1985年サクラユタカオー、1983年ミスターシービー、1978年サクラショウリ、1976年テンポイント、1975年カブラヤオー、1968年タケシバオーと、数々のGI(級)馬が勝ち馬に名を連ねている伝統のレースだ。

 今年の3歳世代は、2歳王者リオンディーズと、先週のGIIIきさらぎ賞を勝ったサトノダイヤモンドが一歩リードというムードになっているかもしれないが、これから急成長を見せる馬も出てくるだろうし、本番の舞台である中山芝2000m(GI皐月賞)、東京芝2400m(GI日本ダービー)の適性や当日の馬場状態など様々な要素が絡んでくるので、そういったことを踏まえ、この共同通信杯も出走馬たちの本番での走りをイメージしながら見ていきたい。

昨年末のホープフルSを快勝。クラシックの有力馬の1頭となったハートレー