【競馬】阪神JF、佐々木竹見が思わず唸った谷桃子の「勝負馬券」

阪神JFのレース検討を入念に行なった佐々木竹見氏(左)と谷桃子(右)阪神JFのレース検討を入念に行なった佐々木竹見氏(左)と谷桃子(右)佐々木竹見が指南!
谷桃子の「GI勝負馬券」

"競馬通"で知られるタレントの谷桃子が、"鉄人"佐々木竹見元ジョッキーのレクチャーを受けて、GIレースの予想に挑む本コーナー。第3弾は、2歳牝馬による阪神ジュベナイルフィリーズ(12月13日/阪神・芝1600m)だ。ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネなど、のちに「名牝」「女傑」と呼ばれる名馬たちが勝ち馬に名を連ねる2歳女王決定戦。来春のクラシックを占う意味でも重要な一戦を、はたして佐々木竹見氏はどう分析し、谷桃子はどの馬で勝負するのだろうか――。

――さて、早速お話をうかがいたいと思います。今年の阪神JFは「大混戦」と言われていますが、佐々木さんはどう見ていますか。

佐々木竹見(以下、佐々木)今年は、難しいと思うよ。"これ"という抜けた馬がいないからね。そんな中でも注目しているのは、岩田(康誠)くんの乗るブランボヌール(牝2歳)。前走のファンタジーS(11月7日/京都・芝1400m)は、休み明けで3着。今度は使った上積みもあるだろうし、もっとやれると思いますよ。

――ブランボヌールは、函館2歳S(7月26日/函館・芝1200m)の覇者ですが、今回はファンタジーSよりもさらに距離が延びる点が懸念されます。

谷桃子(以下、谷)2歳のこの時期のレースですと、やはり1600m戦や、それ以上の距離で結果を出してきた馬のほうが有利なのでしょうか?

佐々木 いやぁ、この時期はまだ2、3回しかレースを使っていない馬が多いでしょ。だから、距離経験はさほど問題にしなくてもいいと思うよ。

 距離未経験でも、そんなに不安はないということですか。

佐々木 そうだね。それに(ここに出てくる馬は)ここまで成績のいい馬ばかりだからね。みんな、それなりに力はあると思うよ。

――例えば、桜花賞であればチューリップ賞、秋華賞ならローズSと、3歳以上のGIレースとなれば、本番への指針となる前哨戦があります。でも、阪神JFにはそういった前哨戦がないことも、予想を難しくさせているかもしれません。

(阪神JFの出走馬は)本当にいろいろなレースを使って、ここに来ていますよね。

佐々木 ここを勝った馬が、来年の桜花賞では最有力候補に挙げられるのは間違いないんだろうけどね。でも現段階では、本当にどの馬が勝ってもおかしくない。まあ、そうは言っても、どれかが勝つわけだから、そこは彼女(谷桃子)の結論に注目してよ。

 いやぁ~(笑)。私は、感覚人間なので。感覚で予想します。ところで、キャリアの浅い2歳戦だと、やはり前走でいい着順で、いい流れで来たほうが、レースでいい結果を出しやすい、というのはありますか?

佐々木 それは、大きいと思うよ。やっぱり確実に走っている馬のほうがいいと思う。ただ、2歳戦っていうのは、あまり(レースの)数を使っていない馬が多いから、どの馬にとっても展開次第で、有利に働くし、不利に転ぶこともあるよね。

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