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【競馬】名門・松田博資厩舎の「秘蔵っ娘」、まもなく出陣

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

厳選!2歳馬情報局
第24回:ライトファンタジア

 今年4月のGI桜花賞を制し、凱旋門賞(6着)にも挑んだハープスター(牝3歳/父ディープインパクト)や、天皇賞・秋、ジャパンカップをはじめ、GI通算6勝を挙げた「女傑」ブエナビスタ(牝/父スペシャルウィーク)など、数々の名牝を育ててきた松田博資厩舎。「マツパク」の愛称で知られる名門厩舎において、また一頭、にわかに評価を高めている牝馬がいる。

松田博資調教師が高く評価しているライトファンタジア。松田博資調教師が高く評価しているライトファンタジア。 ライトファンタジア(牝2歳/父ゼンノロブロイ)である。

 ライトファンタジアの兄は、2008年に長距離重賞を2勝(日経新春杯、ダイヤモンドS)したアドマイヤモナーク(牡/父ドリームウェル)。同馬は、その年のGI有馬記念(中山・芝2500m)でも2着と健闘し、ステイヤーとしての力を見せつけた。

 そのアドマイヤモナークも管理していた松田調教師は、「兄と似たものを、ライトファンタジアに感じている」という。関西競馬専門紙のトラックマンが、その仔細を伝える。

「この一族は、見栄えがする馬体の持ち主が多いのですが、『ライトファンタジアもやはり見栄えがよく、将来性がありそう』と、松田調教師は評価しています。まだデビューしていない管理馬の中では、期待が高い一頭のようです」

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