2014.10.17

【競馬】秋華賞は、人気薄マーブルカテドラルの巻き返しがある

  • 土屋真光●取材・文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Nikkan sports

 3歳牝馬による最終戦、秋華賞(GI・京都競馬場・芝2000メートル)は、何故か波乱が起きやすいという印象が強い。それはおそらく、京都内回りの2000メートルという、ややトリッキーなコース形態と、黎明期に名牝エアグルーヴ(18戦9勝)が惨敗するなどしたことによるものだろう。直線が短い内回りコースだけに追い込み馬に出番がなさそうに見えて、しばしば直線一気の末脚がはまる馬も少なくない。

巻き返しの可能性十分! マーブルカテドラルは田辺騎手を背に、 ウッドチップコースで追い切られた

 ところが、過去の成績を見直してみると、特に近年は脳内でのイメージよりも順当な馬が勝利を挙げていることに気づく。昨年はオークス馬メイショウマンボが堂々とした内容で勝利したし、一昨年はジェンティルドンナが三冠を達成した。その2年前にもアパパネが三冠を達成させている。
 
 近年で一番波乱だったのが11番人気のブラックエンブレムが制した08年で、2着に8番人気のムードインディゴ、3着に16番人気のプロヴィナージュが入ったことで、馬連で230倍、三連単では100万円を超える配当の大波乱となった。ただ、こちらも冷静になって振り返れば、ブラックエンブレムも春にはフラワーカップ(GIII・中山競馬場・芝1800メートル)を好内容で制しており、ムードインディゴも春にはオープンの忘れな草賞を勝って、秋華賞の前走はローズステークス(GII・阪神競馬場・芝1800メートル)で2着と、むしろ人気の盲点だった格好だ。